「卵は1日1個まで」はウソ?

健康情報は、時代とともに変わります。

昔の常識が、今では見直されていることも少なくありません。

その代表例が「卵は1日1個まで」です。

「卵が好きだけど我慢している」という方もいるのではないでしょうか。

この話がどこから来て、今はどう考えられているのかを見てみましょう。

なぜ「1日1個まで」と言われてきたの?

かつて、卵はコレステロールが多いので食べすぎは危険、と言われていました。

その根拠の一つが、うさぎに卵を食べさせたら動脈硬化が起きた、という動物実験です。

うさぎと人間は違う

うさぎは草食動物。もともと卵や動物性食品を食べる生き物ではありません。

人間とは消化や代謝の仕組みが大きく違うので、この結果をそのまま人間に当てはめるのは無理があります。

身体はコレステロールを自分で調整しています

コレステロールは、身体の中でも作られています。

食事から入る量が増えると、身体は自分で作る量を減らして調整します。

つまり、卵を食べた分だけ、血液中のコレステロールがそのまま増えるわけではありません。

国の基準も変わっています

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」でも、2015年版からコレステロールの摂取量の上限がなくなりました。

※「いくら食べてもよい」という意味ではありません。脂質異常症の方などは、引き続き控えめが望ましいとされています。

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書

最後に

「昔からそう言われているから」と我慢していることはありませんか?

健康の常識は、研究が進むことで変わっていきます。

ひとつの情報をうのみにせず、「今はどうなんだろう?」と立ち止まってみる。

それが、自分の身体を大切にするセルフケアの第一歩です。

今日も、自分が心地よい選択をして、よい1日をお過ごしください!